「日韓産業技術フェア2015」開催報告
2015/09/14
日韓産業技術協力財団では、日韓両国のビジネス交流を支援する活動を推進しています。そのひとつとして毎年「日韓産業技術フェア」を韓日財団と協力して開催・運営し、商談会をはじめ様々なビジネス交流の場を提供しています。
今年も9月上旬ソウルにて第8回目となる「日韓産業技術フェア2015」を開催し、300人規模の参加者を得ました。
なお今年のフェアは、日韓国交正常化50周年記念事業に登録して開催しました。
「日韓産業技術フェア2015」 開催概要
◆日程:2015年9月11日(金)
◆場所:COEX(韓国ソウル市)
◆主催:産業通商資源部(韓国)
◆主管:(韓国側)韓日産業・技術協力財団
(日本側)日韓産業技術協力財団
◆主要実施事業:
a.日韓両財団共同事業: 日韓中小企業商談会(参加日本企業:26社)
b.韓日財団単独事業
@ 協力諸機関(大阪商工会議所、岐阜県等)による商談会(参加日本企業:16社)
A 技術指導相談会(参加日本技術者:39名)
B 韓日協力セミナー(テーマ:「第三国ビジネスにおける日韓協力の現状と課題」)
C 自動車産業交流会(日本自動車メーカー1社の調達商談会)
1.「開会式」
・日時:9月11日(金)9:30〜10:00
・会場:ソウルCOEX 4階401カンファレンスルーム
・開会挨拶:韓日産業技術協力財団 金 鈗 理事長
日韓産業技術協力財団 佐々木 幹夫 理事長
・来賓挨拶:(韓国)㝢 泰 煕 産業通商資源部 通商次官補
(日本)別所 浩郎 駐大韓民国日本国特命全権大使
(韓国)李 載 勳 産業技術大学校 総長
2.「日韓産業協力賞」
・日時:9月11日(金)10:00〜10:20
・会場:ソウルCOEX 4階401カンファレンスルーム
・産業通商資源部長官賞(8名)、韓日財団理事長賞(4名)
日本側受賞者:・大阪商工会議所
・東京大学 ものづくり経営研究センター 吉川良三 特任研究員
3.「フェア開幕セレモニー」
・日時:9月11日(金)10:20〜10:30
・会場:ソウルCOEX 4階401カンファレンスルーム
・開会式参列VIP(15名)による本フェアのプログラム開幕セレモニー
4.「第25回日韓中小企業商談会」
・日時:9月11日(金)10:40〜18:30
・会場:ソウルCOEX 3階Eホール
・主催: 日韓産業技術協力財団、韓日産業技術協力財団
・参加企業:日本から26社、韓国から73社が参加し、137件の商談が行われました。商談終了直後の日本企業アンケートにて、本日商談の71%が有望で今後商談を継続したいと報告され、今回の商談会が有効であったとの評価を多くの企業から得ました。数か月後に商談進捗状況をフォローアップします。
・今回商談会の傾向:2009年頃から韓国調達を希望する日本企業が多い状況が続いていましたが、一昨年頃から変化が見られます。そこで、2013年以降の円安ウォン高の為替状況も踏まえ、日本からの輸出ビジネスにも注力して日本企業を募集しました。その結果、参加企業26社のうち12社が輸出ビジネス希望となりました。さらに残り14社の中にも調達だけでなく輸出ビジネス商談も含めて希望する企業がありました(6社)。そこでマッチング先候補として韓国の中小企業に加え中堅・大手企業も積極的に発掘し、日本企業の輸出ニーズにも応えるべく面談をアレンジしました。
・日本企業交流会:商談会前日の晩、商談会場近くの飲食店にて、商談会のため訪韓した日本企業参加者30名程が集まり、日本企業同士で活発な情報交換・交流が行われ、商談会参加の付加価値として好評でした。